Remains Aki Miyajima

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趣味の遺伝と胎児の夢
趣味の遺伝
大阪の漱石展に出品する新作テーマは「趣味の遺伝」。
漱石で描きたい作品は他にもまだまだありますが、
今回このあまり知られていない短篇を選んだ理由は
この話が”胎児の夢”にシンクロするからです。
漱石と久作・・・読書は不思議な奇蹟が起きます。

物語は、主人公が戦死した友人の墓参りで
謎の女性とすれ違う。墓に供えられた白い小菊、
2人の関係は?彼らの先祖をたどると・・・

この話の鍵となる白い小菊とは少し違うのですが
私にも白いデイジーの花束に特別な想い出があります。
趣味の遺伝は私の記憶にも重なっていきました。

そして、制作中に私の頭の中でずっと繰り返されていたのは
昔観た映画「2001年宇宙の旅」の終盤で、記憶の薄れゆく
人工知能HALが唄う「デイジー、デイジー・・・」の歌。
このデイジーは白菊ではなくてたぶん女性の名前だけれども、
なぜだかHALの歌声がずっと心から離れずに残っていたのは、
今ここに繋がるためだったような気がしています。
あの物語も”胎児の夢”なのだから・・・
| aki-remains | 13:31 | 漱石の宇宙 |