Remains Aki Miyajima

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夏目漱石の宇宙
 漱石の宇宙
6月に夏目漱石のテーマで版画展を開催します。
なぜ漱石かというと・・・

以前私が「草枕幻夢」を描いた頃、
「漱石の本に貼る蔵書票」を制作依頼され、
全作読み返してから作る事をお約束しました。
漱石が発表した順に作品を読むことに決めて
私の漱石読書旅が始まりました。

しかし、優柔不断で自分勝手な主人公たちが、
過去のすれ違ってきた人々に重なってしまい、
心折れて「彼岸過迄」で旅は中断しました。

長く長く待っていてくださった依頼主さんは
漱石をやめて別のテーマに変更されました。
新たなテーマの資料でお借りした本の中に偶然、
テニソンの「シャロット姫」が載っていました。
それは漱石の「薤露行」の元になった詩で
漱石の情景溢れるフレーズを思い出しました。
このまま終わってはいけない!と、
再び漱石と向き合い、「明暗」まで完読。
依頼の蔵書票は描けませんでしたが、かわりに
私のたどり着いた漱石の世界を描きたくなりました。

そんな時、ギャラリー オル・テールさんから
何か展示をしませんか?とお声をかけていただき、
漱石での版画グループ展を提案させていただきました。

7人の版画作家が漱石の宇宙に挑みます。
| aki-remains | 19:39 | 漱石の宇宙 |