Remains Aki Miyajima

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眠れる巨櫓
 志免竪坑櫓
夏目漱石の「坑夫」を読んで以来、
日本のどこかの銅山跡か、
炭鉱跡が見たいと思っていました。

連休中に博多に行く用事ができたので

台風が接近する不穏な空の下、

福岡の志免(しめ)鉱業所跡を訪れました。


バスを降りて、雨の中を歩き出すと

突如、街中に空を突く巨大な櫓が出現。

その圧倒的造形美に息を呑みました。


この巨塔は竪坑櫓(たてこうやぐら)といって、

地下600Mから石炭や坑員を昇降させるための

機械を組み込んだ巨大なエレベーターでした。

昭和18年竣工、戦時中に作られた

高さ47.6Mの鉄筋コンクリート造、猪俣昇氏設計。

海軍の燃料などの軍事目的だった炭田は戦後、

日本国有鉄道志免鉱業所となり鉄道燃料を採掘、

昭和39年の閉山とともに竪坑も稼働停止。

竪坑櫓は国の重要文化財に指定されており、

周辺には斜坑口やボタ山の遺跡も見られます。


日本の近代化には重要だったエネルギー産業。

日本に残る他の炭鉱・鉱山跡も今後訪ねたいです。


今回の博多へは往復とも新幹線を選択、

名古屋と新神戸に立ち寄る強行移動でした。

車窓から気になる建築物や工場をチェック。

帝都だけでなく全国のリメインズ探求も始めます。

| aki-remains | 02:35 | リメインズ紀行 |