Remains Aki Miyajima

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漱石の宇宙 大阪展
 漱石大阪展1
21日よりワイアートギャラリーにて
「夏目漱石の宇宙」大阪展が始まっています。

山田喜代春氏と酒井政保氏と私の3作家で
週末にギャラリートークをいたしました。
山田氏は京都の木版画家さんで大阪展新メンバー、
漱石の俳句を題材にした作品を出品されています。
酒井氏は名古屋の木版画家さんで前回の3作品に加えて
「倫敦塔」など新作の木口木版を出品されています。

山田氏と私はこの日が初対面、お会いしてすぐに
打ち合わせ抜きのノープランでトークがスタート。
漱石を描きたくて好きで展示を企画した私と違って、
お二人は如何に漱石を版に表現するか悩まれたとの事、
読書+制作してくれたメンバーにはあらためて感謝です。
版画や文学ファンのお客様を交えたおしゃべりは
私には和やかで楽しくてあっという間でした。
おつきあいくださった皆様ありがとうございました!
これがきっかけで漱石ちょっと読んでみようかな〜と
思っていただけたら嬉しいです。
小説が苦手な方には俳句集をおすすめします。

漱石大阪展2

最終日の2日も私は在廊します。ご来場お待ちしています。
| aki-remains | 01:53 | 漱石の宇宙 |
趣味の遺伝と胎児の夢
趣味の遺伝
大阪の漱石展に出品する新作テーマは「趣味の遺伝」。
漱石で描きたい作品は他にもまだまだありますが、
今回このあまり知られていない短篇を選んだ理由は
この話が”胎児の夢”にシンクロするからです。
漱石と久作・・・読書は不思議な奇蹟が起きます。

物語は、主人公が戦死した友人の墓参りで
謎の女性とすれ違う。墓に供えられた白い小菊、
2人の関係は?彼らの先祖をたどると・・・

この話の鍵となる白い小菊とは少し違うのですが
私にも白いデイジーの花束に特別な想い出があります。
趣味の遺伝は私の記憶にも重なっていきました。

そして、制作中に私の頭の中でずっと繰り返されていたのは
昔観た映画「2001年宇宙の旅」の終盤で、記憶の薄れゆく
人工知能HALが唄う「デイジー、デイジー・・・」の歌。
このデイジーは白菊ではなくてたぶん女性の名前だけれども、
なぜだかHALの歌声がずっと心から離れずに残っていたのは、
今ここに繋がるためだったような気がしています。
あの物語も”胎児の夢”なのだから・・・
| aki-remains | 13:31 | 漱石の宇宙 |
薤露行で受賞
Grand Prix

夏目漱石に捧げた「薤露行」が

日本書票協会公募展で大賞を受賞しました。

書物がテーマの書票コンペでした。


草枕美術展でも前回の公募展でも2番目の賞で、

一等賞は憧れでした。嬉しいです。


漱石先生からの贈り物だと感じています。

| aki-remains | 12:14 | 漱石の宇宙 |
漱石シンポジウム
 漱石シンポジウム

早稲田大学大隈記念講堂にて開催した

”夏目漱石と「現代を生きる」

ともに創ろう「漱石山房」記念館”

に行ってきました。


新宿区が2017年の漱石生誕150周年に

漱石記念館の開館を目指しています。

その整備基金を周知するイベントでした。


姜尚中氏の講演は心に響くものがあり、

漱石をアジアの共有財産に…という思いに共感。

シンポジウムでは半藤一利・末利子ご夫妻の

ユーモアのあるトークに和まされました。

クラシックのちょこっと演奏もあって

単なる基金周知の会ではなくて良かったです。

応援したいと思いました。


記念館は”箱”だけでなく、

中身の充実したものになることを願っています。

| aki-remains | 21:59 | 漱石の宇宙 |
果てしない宇宙へ・・・
 チーム漱石

東京/ギャラリー オル・テールでの

「夏目漱石の宇宙」展示を終えました。

ご来場いただいた皆様ありがとうございました。


皆さんと漱石のお話ができて嬉しかったです。

はるばる熊本・草枕の里からのお客様や

遠方からお越しの方も多くて感激しました。


Twitter、Facebookをやっていない私に代わり

広く宣伝して下さった方々、お名前存じませんが

応援ありがとうございました。


そして、私の漱石展企画に、課題図書にめげず、

真面目に本を読んで、力作で応えてくれた、

6人の作家仲間に心から感謝しています。


「夏目漱石の宇宙」はまだ続きます!

次回、大阪での巡回展示を目指して、

新たな創作がはじまっています。

今回は抜けた名作の「門」「行人」など、

新作を追加して宇宙を広げます。

詳細は決まり次第お知らせいたします。

メンバーも新たに加わる予定です。


本と出会えて、私のセカイに光が射しました。

今もずっと温かいお力を側に感じています、

漱石先生、ありがとうございました。

| aki-remains | 01:07 | 漱石の宇宙 |
夏目漱石の宇宙 版画展
 酒井政保・漱石
「版画で描く 夏目漱石の宇宙」

6月7日(金)、8日(土)、14日(金)、15日(土)、

21日(金)、22日(土)、28日(金)

PM13:00〜19:30

ギャラリー オル・テール

詳細はこちらから


展覧会が始まりました!

酒井政保氏作の「漱石」を会場の中心に、

漱石の作品世界を独自に表現した、

7人の銅版画と木口木版を展示しています。

漱石を未読の方でもお楽しみいただけるよう

それぞれの作品に解説を付けました。

この展示をきっかけに、興味のなかった方にも

漱石の本を読んでもらえたら・・と願っています。


私は土曜日のみ終日在廊予定です。

皆様のご来場をお待ちしております。


| aki-remains | 01:23 | 漱石の宇宙 |
薤露行
 薤露行
「薤露行」(かいろこう)は
マロリーのアーサー物語とテニソンの叙情詩を
元に創作された、夏目漱石の叙情詩的散文。

薤露は大ニラの葉の上の露、儚い命を意味します。
騎士ランスロットを巡る、3人の女の恋の悲劇。

私の心に残るのはラストシーン、
白い百合と薔薇とエレーンの亡骸を乗せた舟、
美しく哀れな水面の情景が目に浮かびました。
漱石のロマンティックな一面は、英国留学中に接した
美しい絵画や演劇、詩などの影響なのでしょうか。

この「薤露行」をテーマに新作蔵書票を作りました。
6世紀の英国の風俗のイメージを掴むために
史劇映画「円卓の騎士」も鑑賞しました。
ロバート・テイラーのランスロットが素敵です。

若き漱石先生と、猫と文鳥も描き入れました。
漱石に捧げる蔵書票です。
| aki-remains | 03:19 | 漱石の宇宙 |
雑司ヶ谷霊園
 雑司ヶ谷1
夏目漱石のお墓参りに行きました。

近所の花屋で購入した百合を抱えて、
電車を乗り継いで雑司ヶ谷霊園へ。
百合の甘い濃厚な香りが電車の中で広がり、
『それから』の”代助”の”決心”はこの香りが
トリガーとなったことを想い返しました。

雨の降りそうな夕方、霊園はとても静かでした。
漱石のお墓の前では猫が3匹寝そべって集会中、
『吾輩は猫である』と同じ黒猫もいて感激。
きっと漱石先生は真面目なお方だから、
私の話を聞く為に待っていてくれたのでしょう。

雑司ヶ谷2

漱石先生の本と出会えたおかげで、
私の銅版画制作の宇宙を広げる事ができました。

どうぞ展覧会をお見守りください。


| aki-remains | 22:08 | 漱石の宇宙 |
漱石壺中天
 漱石壺中天
「夏目漱石の宇宙」展のDMができました。
DM作品は私の新作「漱石壺中天」です。

漱石は「明暗」の連載中に永眠しました。
”津田”が昔の彼女”清子”と再会したところで
未完のまま、物語の続きは想像の迷宮へ・・・。
漱石は最後にどんな夢を見たのでしょう?
私の好きな「草枕」の中に出てくる
”壺中の天地”という言葉を拾って、
漱石の”壷中の天地”=”漱石の宇宙”を描きました。
これが私の漱石へのオマージュです。
想いは全部入れました。

絵の女性は小説の誰なのかは特定していません。
他作品同様にセルフポートレイトでもあります。
那美、藤尾、美禰子、御米、三千代、清子・・・

あなたの心に重ねた”彼女”は誰ですか?
| aki-remains | 09:53 | 漱石の宇宙 |
夏目漱石の宇宙
 漱石の宇宙
6月に夏目漱石のテーマで版画展を開催します。
なぜ漱石かというと・・・

以前私が「草枕幻夢」を描いた頃、
「漱石の本に貼る蔵書票」を制作依頼され、
全作読み返してから作る事をお約束しました。
漱石が発表した順に作品を読むことに決めて
私の漱石読書旅が始まりました。

しかし、優柔不断で自分勝手な主人公たちが、
過去のすれ違ってきた人々に重なってしまい、
心折れて「彼岸過迄」で旅は中断しました。

長く長く待っていてくださった依頼主さんは
漱石をやめて別のテーマに変更されました。
新たなテーマの資料でお借りした本の中に偶然、
テニソンの「シャロット姫」が載っていました。
それは漱石の「薤露行」の元になった詩で
漱石の情景溢れるフレーズを思い出しました。
このまま終わってはいけない!と、
再び漱石と向き合い、「明暗」まで完読。
依頼の蔵書票は描けませんでしたが、かわりに
私のたどり着いた漱石の世界を描きたくなりました。

そんな時、ギャラリー オル・テールさんから
何か展示をしませんか?とお声をかけていただき、
漱石での版画グループ展を提案させていただきました。

7人の版画作家が漱石の宇宙に挑みます。
| aki-remains | 19:39 | 漱石の宇宙 |